ステッカーの特徴は「ステッカーの種類」と「フィルム」によります。
このページでは「ステッカーの種類」と「フィルム」の概要をご説明します。
ステッカーの種類
ステッカーの分類の仕方もいろいろ考えられますが、製法により分類することが多く、当サイトでは次の4つに分類しています。
カッティングステッカー
色付きのフィルムを文字やイラストの形にカットして製作するステッカー。
貼付け面に直接かいたようなスッキリした仕上がりになります。
プリントステッカー
白や透明のフィルムに業務用プリンターで印刷して製作するステッカー。
多彩な表現が可能です。
フチカットステッカー
プリントしてから文字やイラストの形状にカットするステッカー。
グラデーション入の文字やイラストも、貼付け面に直接かいたようなスッキリした仕上がりになります。
ステッカーシート
いわゆるラベルやシールのように、一枚のシートにステッカーが数枚並んでいます。
プリントしてからステッカーの形状にカットし、シートごとに断裁します。
貼付け作業の効率化が図れます。
「フチカット(輪郭カット)」と「ステッカーシート」は、「プリント」という工程を含み、フィルムも「プリント用」のものを使いますので、「プリントステッカー」から派生した種類とみます。
4種類に分類しますが、大きくはカッティングステッカーとプリント系の2種類になります。
フィルムについて
ステッカー用のフィルム
つぎに、ステッカーの材料となるフィルムについて、概要をご説明します(詳しくは「フィルムについて」のコーナーをご覧ください。)。
まずは、加工前のフィルムの姿をご覧ください。
写真1が色付きの「マーキングフィルム」で主にカッティングステッカー用です。幅は1m程度、長さは10mが多く、20mや50mもあります。
写真2がインクジェットプリント用のフィルムで「インクジェットメディア」と呼ばれます。幅は1.2~1.4m弱、長さは50mが多いようです。
いずれもロール状に巻かれており、布地の反物に似ているからか、「原反(げんたん)」と呼びます。
フィルムの種類
ステッカー用のフィルムには、次のような種類があります。
一般マーキングフィルム
- カッティングステッカー用の色付きのフィルム。
- 屋外での耐候年数により、長期用(5年超)・中期用(3年程度)・短期用(1年程度)があります。
一般インクジェットメディア
- 業務用インクジェットプリンターに適したプリント用のフィルム。
- 屋外耐候性や易施工性・再剥離性等により、「長期ラッピング用」・「長期・易施工・再剥離」などの種類があります。
- インクジェットフィルムという言い方はあまりしません。情報を伝える「媒体」という側面を捉えてか、インクジェットメディアと呼びます。
各種フィルム
- その他、反射フィルムや、凹凸のある粗面にも貼れるフィルム、蛍光フィルム、ミラー調フィルム等も扱っております。詳しくは各フィルムのページをご覧ください。
ステッカーの種類とフィルム
このページの冒頭でも触れましたように、ステッカーの特徴は、ステッカーの種類(製法)と使用するフィルムで決まります。
例えば、
- 一般マーキングフィルムの「長期用」で製作したカッティングステッカー
- 一般インクジェットメディアの「長期用」で製作したフチカットステッカー
- 反射フィルムで製作したカッティングステッカー
- 反射フィルムで製作したプリントステッカー
などになります。
ステッカーの仕様を決める際には重要な項目になります。